洋食の赤ちゃんは元々、元町にあったレストランの閉店に伴い、昭和28年、三ノ宮に出店、昭和29年に湊川に出店致しました。三ノ宮は元町のレストランのホール長だった方が、料理長だった方が湊川にそれぞれお店を出店致しました。当時は市役所が湊川にあり、三ノ宮から東は三ノ宮の甥や兄弟が出店致しました。よく言われる楠公さん(湊川神社)の赤ちゃんは、湊川のお店のお弟子さんが出されました。湊川店、楠公さんは閉店してますが、湊川店は二代目で閉店、楠公さんは一代で閉店致しました。数々の噂や間違った情報があり、各店舗もある意味うんざりし、代かわりすると疎遠になってしまいましたが、決して仲が悪いとかでは無いです。それぞれのお店は基本は同じ仕事だと思います。当初、三ノ宮と湊川は同じ経営でしたが、税務上の問題で別々になりましたが、初代同士は仲良くしておりました。赤ちゃんの名前の由来は元町にあったレストランに料理長として働いていた湊川の初代と、ホール長をされていた三ノ宮の初代が、元町のレストラン閉店に伴い、独立したのがきっかけでした。赤ちゃんという名前は当時、新聞の公募で決まったと聞いております。洋食の赤ちゃん兵庫南は2011年8月に新規開業、2015年に法人化しております。湊川は2019年8月、経営者が高齢の為に閉店致しました。湊川は昭和29年の開業以来、64年に及ぶ営業ができたのも沢山のご常連様に支えて頂き、成し得た年月だと感謝しております。湊川の二代目は現在、79歳です。閉店時は75歳でした。高齢にもかかわらず、朝の5時にはお店行き、仕込みをしてたのが懐かしく思い出します。色々なご意見やご感想はあろうかと思いますが、仕事に関してはとても厳しい人でした。各店舗、素材の吟味もさることながら、マヨネーズやタルタルソース、デミグラスソースやカレールー、ポテトサラダに至るまで全て、「自家特製オリジナル」で各店舗の味があると思います。
これから創業100年に向けて、頑張ってまいります。
これから創業100年に向けて、頑張ってまいります。