賢い消費者になって下さい。

例えばオムライス、オムライスと言っても色々あるんです。
ケチャップライスの上に、オムレツを乗せて切れ目を入れた「ふわとろオムライス」。
炊き立てのご飯に炒めた具材を入れ、ケチャップを混ぜ合わせたケチャップライスを作っておき、注文ごとに卵で巻くスタイル。
当店では、淡路産玉ねぎと鶏肉、又は淡路産玉ねぎと牛肉を炒めておき、注文ごとに炊き立てのご飯と具材を炒め、ケチャップライスを作り卵で巻くスタイルです。
ビーフカツや海老フライ等のフライもの、当店では注文ごとにパン粉をつけ、揚げるスタイル。
豚肉や牛肉はその都度、カットしております。
決して、つけ置きはしない。作り置きはしないスタイル。
ハンバーグは黒毛和牛の挽肉と、国産豚肉の挽肉を合わせ、淡路産の玉ねぎを炒めずに混ぜ合わせ、両面をこんがり焼いて煮込んだハンバーグです。
昭和２９年の創業当時からずっと、この手法で調理しております。
ハヤシライスも注文ごとに、淡路産の玉ねぎと黒毛和牛を炒め、一つ一つ作るスタイル。
キャベツの千切りも機械を使わず、全て包丁の千切りし、タルタルソースやマヨネーズ、ドレッシングも自家特製です。
お客様それぞれの「お口に合う」「お口に合わない」は別として、当店は当店のオリジナリティを追求し、営業しております。
１部の方々が「コストパフォーマンス」と言う言葉を用い、お店の評価に使ってらっしゃいますが、今の日本で「コストパフォーマンス」を追求する事は非常に難しい事です。
消費税が１０％になり、人件費も高騰し、仕入れ材料も高騰する中、コストパフォーマンスを追求していくと…安い外国産の材料を使う事や、冷凍食材や市販品を使用しないと経営は難しくなります。
大手の企業傘下のチェーン店でも、コストパフォーマンスを追求できなくなっています。
それぞれのお店は「独自性」や「オリジナリティ」を追求していく事で、生き残る事を探らないと大手と言えど倒産してしまいます。

消費者が賢くならないと、お店も成長していきません。
「安かろう」がいいのか、「うまかろう」がいいのか、お客様それぞれのご判断です。
一生懸命、働いて得たお金です。
どうか「賢い」消費者になって下さいませ。