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予約ドタキャンとかありえないなあー

京都の和食店での話ですが、グランドオープン初日に10名様で1人7000円のコース料理の予約がドタキャンされた話。
近年、社会問題化しています。
22歳の若い店主が、悲しさと悔しさと虚しさで可哀想でした。
飲食店って簡単に出来そうで、なかなか難しいですし、お金もかかります。
業務用の冷蔵庫や空調機は勿論、ガスレンジも業務用、製氷機や食器も結構な出費です。
また、ある程度の修行も必要です。
落語家や漫才師、俳優さんとかと同じで「下積み」もします。
色々なお店に行って修行する人もいれば、1つのお店でずっと修行し、独立する人もいます。
「お客様は神様です」って言葉、僕は嫌いです。
お客様はあくまで「お客様」です。
お客様は神様ですって思っているお客様は、客席に座るとふんぞり返り、えらそうに注文されます。
テーブルは食べカスが散らかり、大量の口拭きナプキンを使います。
最後、お会計の時は「お金を投げる」んですよね。
心の中は「金を払ってやってる」んですよ。
コンビニでもよく見かけますが、小学生くらいの子供でもえらそうにコンビニ店員に話しているのを何度か聞いた事があり、親を見てみると同じようにえらそうに話しています。
こういう人達の気持ちは「お客様は神様」なんですよね。
「金を払ってやってる」「買ってやってる」
「食べてやってる」んですよね。
ここ数年、少しでも気に食わない事があれば「サイトに投稿」です。
グルメサイトを見ていると、「従業員の態度が悪い」とか「料理が出るのが遅い」とか「不味い」云々。
僕は外食した際、自分の口に合わなかったり、気になる事があっても「ご馳走さま」と普通に帰ります。
グルメサイトで愚痴ったり、評価したりしないです。
ただ、行かないだけです。
昔、「料理の鉄人」ってシェフが時間内で料理を競う番組がありました。
最後に試食があり、著名な方が勝敗を決めるんですが。
著名な方の評論がちゃんとしていて、競い合ったシェフも互いを認めている、だから勝敗に納得できたし、観ている視聴者も面白かったんだと思います。
それを真似てか評論家気取りなのか、グルメサイトに評価をしています。
その評価、読んでいたらちゃんと分析されたり、評価されている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、悪意がある方もたくさんいらっしゃいます。
今、日本は少子高齢化により人口がどんどん減り、高齢化が進んでいます。
ここ神戸でも例外ではなく、シャッターが閉まってる商店街やテナントがたくさんあります。
「お客様は神様」ではなく、お客様は「お客様」なんです。

話しはそれましたが、和食店や洋食店、中華料理店、お寿司屋…それぞれ大変な仕事があります。
大きなチェーン店なら本部のセントラルキッチンから切った野菜が届き、無洗米が届き、ほぼ仕込みされた食材や冷凍した食材が届きます。
僕達のような小さなお店は全てお店で仕込みをしています。
だからその食材を無駄にしたり、かかった仕込みの時間を考えると…
僕はこのドタキャンされた和食店の店主の気持ち、痛いほどわかるんですよ。
どんな思いで仕入れしたり、仕込みしたり。
本当に虚しく悲しくなり、切ないです。