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大石の赤ちゃんが閉業されました。

現在、「洋食の赤ちゃん」と同じ名前のお店は神戸市内に4店舗御座います。
以前は湊川、神戸駅南光さん前、三ノ宮に2店舗、国体道路前、青木、石屋川、大石と8店舗あり、(当店は2011年8月創業)神戸駅南光さん前が閉業、三ノ宮1店舗が閉業、湊川が閉業、青木が閉業、今回は大石が3月末で閉業されました。皆さん、高齢が原因で後継者がいないのが現実です。
他から見たら簡単かと思われますが、元々が肉料理専門店からの「洋食の赤ちゃん」誕生だった為、牛肉にはこだわりがあり、黒毛和牛を使い、現在も黒毛和牛を使用しております。牛肉も牛一頭の半身から仕入れし、調理場で捌いていました。湊川店は地下に調理場があり、牛の半身を吊るして捌いてました。コックさんも3人いて夜の12時まで営業し、正月以外は休み無しで営業してました。
湊川店は朝の5時にはお店に行き、仕込みをしておりました。
肩がフライパンの振りすぎで曲がり、年齢より老けて見られてましたが、今現在は81歳で閉店した2019年は76歳でした。(2代目)

昭和28年の創業で、冷蔵庫も普及していなく、氷のかたまりを使っての時代です。
その名残りからか、「当日仕入れ、当日完売」の営業スタイルで「朝から仕込みをし、売り切れたら閉店」となっています。
高齢になり、後継ぎがいない…閉店、閉業。
いざ閉業となると、あまり常連でなかった方々が、「なんで閉業するの❓」とか「1番、好きな赤ちゃんが閉業して残念」とか「ショック」だとかをSNSで発信されますが、その殆どが「あまり来た事が無い人」なんですよね、残念ですが、常連では無いたまにしか来ない人達なんです。
だから閉業した店主も、感情が湧かない。
ご常連のお客様は皆様、「何故、閉業するか、何故、閉業しなければならないか」をよくご存知で、SNSでわざわざ発信される事もございませんし、そっとしておいて下さいます。
たった一言、「お疲れ様でした」がそれぞれ閉業された店主にとっては1番、嬉しいのではないでしょうか❓
あまり来た事もない「常連ぶった方々」がSNSを通じての閉業を惜しむ発信には、気分が悪くなります。